여러분,안녕하십니까?
第1問は絵説明文問題で、1)の絵をチェックすると、何の変哲も無い画ですね。
この第1問1)で続けて使われている文、
이것은 [名詞]입니다.
という、実用性のかけらも無いのはなんとかならないかと、講師は毎回思っています。
日本語でも「これはズボンです」なんて、普通誰も言いません
続く2)は毎回、[物の置き場所]を訊いてきます。
位置名詞を覚えましょう。
通常、絵にある2つの物のうち、小さい方の物がある場所を答えます。
事実上、位置名詞だけを聞き取る問題です。
ハン検5級で出題される基本的な位置名詞も、聞いて話せるようになっていますか。
これを機に確認しましょう。
ちなみに、正答① 밑 は「下」と訳されて、同じ語に 아래 がありますが、これらの違いも押さえておきましょう。
ちなみに、正答分はこの問いでの典型パターンですね。
そして3)で、絵が前回同様シンプルです。
中の人物がしていること 'だけ' を問うていますが、전철[電鉄](電車)がたとえ5級リスト中にある語であっても、これまでこの語にどれくらい触れてこられたかが気になりはします。
続いて、第2問は数詞を聞き取る問題です。
問題文と選択肢それぞれを見て、漢字語数詞か固有語数詞のどちらが聞こえてくるかを、すぐ判断できるようにしたいです。
数詞と助数詞(単位)のペアを、一つ一つそれぞれ覚える必要はありませんね。
一部例外を除けば、
漢字語数詞 → 順番を数える(序数)
固有語数詞 → 数量を数える
で分けられます。
通常の学習をしていれば、全て正解できます。音の紛らわしさもありません。
一方で、数詞は他の語句以上に反復練習が必要なので、例えばお互い問題を出し合って、一緒に確認しましょう。
問いかける時は、とりあえず日本語でも構いません。
「樹里さん、今日は何月何日ですか?」 ‘십일 월 십일 일이에요!’
「真由子さん、この服はいくらですか?」 ‘오천 엔이에요!’
といった感じにですね。
ちなみに、とりあえず日本語でも構わない理由は、さっと不意に尋ねたいのと(「クイック」と呼ばれる練習です)答えることができてこそ尋ねられるからです。
数詞の聞き取りは、ハン検で出るからなど関係なく、これからの‘韓国語ぺラぺ~ラ’で必須なので、繰り返し練習し、聞いて話せるようにしておきましょう。
ちなみに、今の段階で数字を訊く問いかけ文句(先述なら[日付][誕生日][時間])を、いろいろと覚えておきたいです。
事前の選択肢チェックからしておきたい理想的準備は、全ての数詞の音を思い出しておくことです。
それができていると、
“あ、これとこれが紛らわしいからヤバい!”
と、心と耳の準備ができます。
今回は2)で、正答の 세 (시) と 네 (시) がごっちゃになってしまう方が、講師の印象として結構おられます。
耳で聞いても確実に解釈し分けられるようにしましょう。
あとは別段問題ありません。
それは逆に、それまでの学習をきちんとしてきたかが分かります。
では第3問・応答文問題です。
各選択肢は毎回短いです。
問題文が聞こえてくる前にさっと見ておいて、もしできたら訳でも付けておきましょう。
そうすれば、問題文を聞くことだけに集中した中で正答を選べます。
今回の問題でポイントを挙げると、1)は 무엇 で訊いているので、物事を表す名詞がある選択肢をマークします。
たとえもし、問題文自体が何を言っているか分からないとしても、日本語「何」にも通じる、疑問詞 무엇 が訊く語の種類に注意しさえすれば、②か正答④の2択にはできるはずです。
これは実際のの会話でもあることです。
発話全体が聞き取れないとどうしても不安になり、頭が止まってしまいがちですが、それはもったいないです。
ましてや、これまで学んできて実感されているであろう通り、韓国語は日本語と酷似しているので、全体が理解できなくても、捉えた部分を日本語と同じ事情で解釈すれば、正しい解釈(正答)を導き出せたりします。
そのような利点を大いに利用しましょう。
では第4問の、応答文を聞き取って答える問題です。
ここでは、問題用紙に書いてある文を見て、
〔何に注意して聞き取らなければならないか〕
を頭に思い描いて、選択肢文の音声を待ちましょう。
これは、大げさに言い換えると、
〔問題文中の何に答える‘義務’があるか〕
です。
その点では、4つの選択肢を聞き取る作業があるとしても、先の第3問より平易です。
ここでは1)で、5級ではこのような問答パターンがあるのを、次回以降受験される方は覚えておきましょう。
つまり、
相手の発話を否定/訂正する
パターンです。
男性が女性に、今日誕生日であるのを確認して、女性は今日じゃないと否定していますが、これは、出題基準と語句がきわめて制限された5級ならではともいえるもので、
相手の問いに素直に答えるものばかりでは、あまりに簡単になってしまうからです。
この後にもこのパターンが出て来ますね。
他の級でも見られます。
あとは、3)で、男性の答え方は女性と問いかけと変わっていますが、男性が答えるべき 언제 にはきちんと合わせているので、会話が成立しています。
これもこれで、
「いつまでいますか?」→「~までいます」
という会話では面白くもなんともないので、'언제 に答える' という、全ての言語に共通する会話の原則を守りつつ、こうやって、それなりの難易度を設けているわけですね。
あとの2)4)は素直なやり取りです。
では第5問で、会話文内容を問う問題です。
ここでの選択肢文はパターン化しています。
なので、それを有効利用して、聞き取るべき部分を絞りましょう。
つまり、
男性は~~ → 男性の発話を注意して聞き、選択肢を取捨する
女性は~~ → 女性の発話を注意して聞き、選択肢を取捨する
(それぞれで、選択肢の内容を言ったか言わなかったか)
を、問題文が流れる前に見定めて、ピンポイントに聞けるよう準備しておくんですね。
選択肢には、「二人は~」もありますが、基本的には上記の要領で解答できます。
ただ前回同様、各選択肢で語句の言い換え度を強くしてきました。
1)では①と③が女性ではじまっているので、女性の発話を聞いて取捨します。
すると正答が分かりますね。試験は先週日曜日に受けたといっています。
そしてここでも、先のような
相手の発話を否定/訂正する
パターンで作られています。注意しましょう。
このパターンは次の2)でも出てきて、男性の提案を断っています。
そして、その理由が①のように「今日」じゃないんですね。
2回の朗読を聞いて、これは引っかけだなと反応できたと思います。
そして最後の4)がやや複雑ですね。
会話文を聞いてみれば何のこと無く、結局は女性も男性も秀美さんにだけ話をしていると分かりますが、試験会場というあの場で、こんな選択肢を見せられながら聞くとなると複雑に感じられて、もしかすると混乱し誤答された方がおられるかもしれません。
それはそれでOKです。
この後、この会話文をオーバーラッピングそしてシャドーイングで練習し、これからはバッチリ聞き取れるようにすればいいだけです。
ということで、いかがでしたか。
内容的には市販の入門,初級用テキストで採り上げられているものばかりなので、次の4級を目指す上でも、今回の問題を十分復習すると共に、お手元の教材を、完璧に身に付けるまで何度も繰り返し学びましょう。
そして、どれだけ身に付けたかをこまめに確認したいですね。
復習です。普段どれくらい復習ができていますか。
先の「手持ちの教材を完璧に身に付ける」ための重要作業です。
何でもそうで、これという教材を1つ、隅から隅まで完璧に身に付ければ、誰だって話せるようになります。
今、韓国語を自由自在に使っていらっしゃる方々は、そのようにされたボロボロになった教材を、いくつかお持ちのはずです。
あと、ある生徒さんがご自身で単語の覚え方について、ネットであれこれ調べた結果、共通して出てくる言葉が「音読」だったそうです。
そうです!
音読をして、そして書く時は声に出しながら書きましょう!
書いているだけの学習は、言葉を選ばなければ時間の無駄です。
そしてリスニングについては、インターネットを駆使して、韓国語の音声をいくらでも聞けるので、今聴解できるか否かはさておき、それらをより有効活用し、韓国語を特別な音ではない、日常の音にしてしまいましょう!!
余談で、聞き取り試験中に筆記問題を解くのが禁止されていますが、講師個人は、それができるのも‘ハングル能力’なので、構わないのではと思っています。
たとえ、本来の筆記試験時間60分を超えることになるとしても、ですね。
つまり、選択肢を事前に吟味した上で、解答するためのリスニングをすると、それだけ聴解量と解答時間を減らすことができて、その分余裕を作れるし、それを作れたこと自体が、まさに立派な能力と認定されるに値するからです。
即答できたとぼ~っとしていても時間がもったいないし、そうしてしまうなら、全ての問題を解き終わってからの方がいいです。
おつかれさまでした。
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