[問題文・選択肢の日訳が掲げられています。
 原文を過去問と照らし合わせながらご覧ください]

안녕하세요❓😄

このコーナーでは、主催者公開分の第52回 TOPIK(韓国語能力試験)Ⅱ・リスニング問題でいくつかの問題を検討します

おことわりで、ここでは普段より相当簡潔に述べられていることをご了解ください
通常の解説はこんなものじゃないです
問題文・選択肢の日訳もまともにありませんしね😁
この記事では無料で解説を公開している、つまり「タダ」だからです🆓

前回の続きです

[47~48]でも[45~46]同様に、先に内容一致問題が位置していますが、その理由はさておき、聴解法は[45~46]と同じです🙆🏻‍♂️

そして、今までは選択肢チェック法云々に触れていましたが、この解説では今や、

文脈と文構造も駆使して問題文内容を頭に残す

のを推奨しているので🙌🏻🙌🏻もう触れません🙅🏻‍♂️

問いにある、

남자의 태도

が、聞き取り方を教えてくれていると、お持ちの教材や📖対策動画で教えてくれてるでしょうか❓📱
そうなら、その通りやりましょう😉

はじめに女性がこう発話しています。

여자:最近格差を解消、国家経済に活力を与えるための方策で、ベーシックインカムが言及されています。国家が無条件で全ての国民に毎月一定の生活費を支給するというものですが、これの効果はあるんでしょうか?

テーマの提示のされ方がやや複雑で、というより、前振りが長くてまどろっこしいですね😒
それは一方で、テーマである 기본 소득[基本 所得]意味を分かりやすく教えてくれているともいえますが。
これ自体は、ここで掲げられた意味以外にも使われますしね。

ところでこれは余談で、テーマから想像に想像を重ねてしまって😁48.の正答が②かなと考えましたが、さすがにそうではないということで😝

そして、相手の男性はそれについて、過去の公開過去問や市販の問題集で(出題傾向に沿ってない物がいくつかありますが)どういう文構造で語られるかを思い出して聞き取ります👂🏻

この文でも、先の[45~46]に類似した、

一般論  話者の主張

という文脈と文構造をとっていますね。
確実にキャッチしましょう✊🏻
もちろんそれは、きわめて平易な語で知らせてくれていますよ。

その後は、累加の文脈で、男性の主張具体説明されています。
その主張自体はプラス的ですね。
ただここでは、男性が一旦主張しながらも、それについての結論を別途述べて結んでるんですね。
それが48.の正答根拠です。

この実験[=国家単位でのベーシックインカム実験]が、人間の怠惰の本性を確認するきっかけになるか、新しい福祉モデルを発見するきっかけになるか、結果を見守らなければならないようです

ベーシンクインカムの効果についての結論を保留している


유보[留保]하다 という語がややレベル高いですね。

一応確認で、④に注意したいです。

ベーシックインカムに必要性について積極的に同意している

先のように、男性の主張プラス的なので、これでよさそうですが、동의[同意]하다 が正解なら、男性以外の意見が提示されているべきで、それは問題文中に無いし、女性も男性に意見を求めただけで、女性自身はなんの意見も述べていません。

そして47.の正答根拠は、先に挙げた、

一般論  話者の主張

の箇所なんですね。

ベーシックインカムの見解に2つの立場が存在する)

ここの取捨は難易度がやや高いです。
①と③は時制の不一致で、比較的平易に消せるものの(ふわ~っとしか聞き取れてないとこれらでも迷います)④を不正答と判断できるかが、具体的に6級への壁ともいえるでしょう。

④(ベーシックインカムは労働に対する最小限の対価を保証するものだ

男性1つ目の発話を確実に聞き取って、これを消すことができます。
一方で、ベーシックインカムについての基本知識(AIが単純労働で人間の代わりに仕事をしてくれることで税収が発生する)があれば、問題文聴解とは関係無しに消すことができますね😁
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では、[49~50]です。

여자:朝鮮時代には、蕩平策という政策がありました、朝鮮時代にも今日(こんにち)の政党政治のように、互いが立場を共にする人同士、政治勢力を形成、反対する集団と対立したりもする政治形態がありました。このような勢力[=互いが立場を共にする人同士、政治勢力を形成する勢力]を朋党{徒党}といいますが

おなじみの歴史系問題で、そうそう聞いたことが無い  탕평책[蕩平策]についての具体説明が、この冒頭2文に限っても添えられてはいるものの、内容が政治に関しているので、韓流を中心に韓国語に触れてらっしゃる方にはキツいですね。
あきらめず、さらなる具体説明を待ちましょう🙋🏻‍♂️

ここで掲げている『新解釈』からすると、第4文,第5文の聴解がポイントです。

当初は朋党を中心に世論が集ま、互いを牽制しながら効率的に国政の運営が成されていました。ところが、徐々に朋党間の対立が深刻にな、弊害が出てきましたよ

語句的にかなり難易度高ですが、解答した時にほとんど聞き取れなかったとしても、冒頭の 초반 文脈を持っていたりするので、これをきっかけに、

聞く耳の準備

はしておきたいですね。

そして、その 초반 をきっかけにつかんでいる文構造を頼りに、テーマ  탕평책[蕩平策]が再び登場しますが、ここからの話者の主張はなんと、朝鮮時代とは無関係の、現代政治に対してのことなんですね。

不必要な論争に従事、各自の利益のみを追求する今日{こんにち}の政治状況にこのような均衡[=各党の人材を均等に登用しての政治勢力の均衡])のための制度が施行されるべきではないでしょうか?

政治的均衡のための制度の必要性を提議している


これらを結べる理由については、ご自身でお考えください。

そして、49.の難易度が高いです。
正答根拠が聞こえる箇所はいつも通りなんですが、

このような状況[=朋党間の対立が深刻になって弊害が出てきた状況]で、全ての朋党が政治に等しく参与できるようにしたのが蕩平策です

朋党政治の弊害解決するために蕩平策が登場した


③と迷われる方が結構おられるはずです。

蕩平策は世論を効率的に集めるための政策だ

問題文では確かに、第4文で 여론을 모으(다) と聞こえてはきますが、これは蕩平策と無関係ですよね。
蕩平策が導入される以前の話です。

このあたりについては、先のように、초반 が持つ文脈に則って文構造をつかみながら、問題文内容を頭に残すをバッチリできてこそ、③を消してを選べるポイントといえます。

引き続き読解問題も、ここの条件で可能な限り見ていきます🔍
本来はもっとも~っと詳しく明らかにしています🙋🏻‍♂️

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第2回 作文問題 ―主観式穴埋め問題・300字作文問題―

第3回 作文問題 ―700字作文問題―

第4回 読解問題

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