それでは、第9問の会話文問題です。
同じ韓国語系の試験では、TOPIKにもリスニングで出されますね。
ご存じの通り、リスニングと読解の違い以上に、ハン検の会話文問題はそれと全く別物です。
なので、TOPIKと違う形で対策を執られていると思いますが、一応 '会話の文脈' は追いかけたいですね。
ハン検らしく、語句を覚えていればいいという学習では元も子もありませんし。
それでも、2級まで来ただけあって、その語句については、それ相応の知識量を問うてきます。
1)は( 33 )直後の 걱정을 붙들어 매다 と同じような意味が入ると判断できます。
末尾に累加の文脈を結ぶ 고 があるからですね。
◎
◎하늘이 정하여 준 연분.
それが分かれば、「縁」だと「結ぶ」だのといった語を含んだものを選べばいいです。
3)は会話全体の内容がプラス的なのに合わせて、4)はサービス問題ですね。
とにもかくにも、清々しいくらい語句知識を訊いてきますね。
ところで、前回の講評でも触れてることで、当校では筆記の会話文問題について、今や手を持て余している感を覚え、聞き取り問題でも問うているなら、『会話』という行為の性質上、筆記問題では無くしてもいいのではと、協会に質問したことがあります。
その回答をいただきました。
こう言う意図があって、筆記でも会話文問題を出題しているそうです。
では、長文問題を見ていきましょう。
今回も内容一致が半数あり、つまり語彙力を訊いていますが(作問が簡単という面もあります)、前回に引き続き挿入文問題を出してきました。
内容一致については、問題文と選択肢を語句的に対照するだけで、過去問集程度の解説でも、基本的には納得できますが(質問はお寄せください)ここでは、
きちんとした読み方
という観点から見てみます。
第10問1)の冒頭第1文をどう読んで、その後どう '頭を動かしたか' をお尋ねしたいです。
それの意味が分かるとか、日訳できるとかいう次元のことではなく、です。
まずこの文だけを見れば、(이)란 がイコール関係で[定義付け]を意味してることから、「音読」の辞書的意味を説明していますが、それ一つで、後続の第2文以降の内容がある程度予想できますよね。
その、
'文法的根拠' を元に後続内容を(ある程度)予想できている
というのが重要です。
これはTOPIKでさらに重視されますが、リスニングでももちろん使いますし、後々1級リスニングで1回の朗読にも対応できることにつながります。
そしてそれを元に、たとえこのような短い文でも、いわゆる『文構造』まで取れれば最高ですね。
ハン検の長文問題では、TOPIKほどそれにこだわる必要性が低いですが。
文構造の点では、第2文がポイントですね。
ハン検協会からのクレームで、問題文をここで掲げられないので過去問集を参照されるとして、接続語尾 만큼 以降が、この問題文の主張ですね。
正答根拠と選択肢の語句言い換えがややキツいですが、過去問集にある日訳で対照して、確かにこれが正答だと納得できましたか。
次の2)も冒頭文が先の1)と同じです。
この冒頭文はいわゆる、칸트 なる人物の発話で、それ一つで後続の文構造が、ある程度は予想できて、それを元に【問い】への '行き方' が分かります。
それはなぜでしょうか❓
ハン検ではややオーバースペック気味ではあっても、一度考えてみてください。
話をそう振っておいて、ここでそれに触れないことは申し訳ございません。
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