ハングル能力検定協会より、問題文を載せるなとクレームがきたので、その部分を削除しました。
続いて、第3問です。問いをチェックしておきましょう。
理想は、林周禧[임주희]先生のアナウンス、“문제3”が聞こえてくる前にそれを終えていることです。
1)は、本来の解法を使う以前に平易です。
一応、問題文と選択肢での語彙力が訊かれてはいますが、難しくはありません。
これまでの対策学習で何度も触れてこられたはずです。
次の2)では女性の発話に焦点を当てて聞きますが、事前の選択肢チェックをしておくと、問題文を聞く前から①が×と分かることも注目したい中、問題文では‘聞いて分かる語句’を直接的に問うています。
これは韓国でも実際によく言われている批評で、풍자[風刺],말장난 を、文中の文脈に合わせて②と言い換えることを求めています。
3)も、男性の主張を選ぶということなので、同じように解きます。
ここまで、選択肢が短めに作られているのにも、ある‘意図’があります。
ふたを開ければ、その聞き方を経て、語句の言い換えで解けました。
それを③で言い換えていますが、講師は同じ男性の発話1つめに注目しました。
具体的には、解答する上でこの発話が存在している理由です。
これもこれで、出題者がそこまで考慮して、この発話を設定したとしたら、試験問題製作の重要部分を教わったということになります。
この第3問は前回より易化しました。
ほとんどの方が解きやすかったと思います。
それでは第4問です。
1)は筆者の主張を選ぶ問題です。
形式だけならTOPIKでも頻出の問いで、先の第3問と同じように聞きましょう。
2回聞かせてくれるなら、この問題までに事前の選択肢チェックができていなくても大丈夫です。
その上で、正答②の理由と、ではなぜ、事前の選択肢チェックができてなくても②を選べるか、見通しておきましょう。
これからの対策学習が楽になるだけでなく、きちんと地に足が付いた対策学習ができます。
ただ、TOPIK対策ほど神経質になる必要はありません。
ハン検はTOPIKと違うからです。
TOPIKではこれが磨かれれば、いわゆる ‘テクニック’ でけどね。
続く2)と3)は内容一致で、2)は、これもよくある工事予告です。
選択肢で正誤を設ける場所は決まっているので(このような問いはより顕著です)、問題文を聞きながら選択肢を取捨しましょう。
メモは要りません。メモをしているくらいなら、選択肢に注目していましょう。
第1文 → ①が×(ただ1回目の朗読でこれを消去するのはキツいかもしれません)
第2文 → ②が×
第3文 → ④が×
正答③の作り方はパターンですね。
‘AからCまではだめ。だからDはOK’
というやつです。
聞こえてくる語句は選択肢中にほぼあるので、聴解も楽です。
試験問題解答には、語句知識以外にも知っておきたいことがたくさんあるものです。
3)も平易で、前回に比べて、選択肢が全体的に短くなりましたね。
文脈も前回より少なく設けられています。
では第5問,第6問で、2つの問いに答える問題です。
第5問では、問いと聞き方が、
【問1】男性の主張
/ 正答根拠を自分で特定・各選択肢はさっと見る程度
【問2】女性がこれから執ると思われる行動
/ 正答根拠を自分で特定・各選択肢はさっと見る程度
で、特定した正答根拠だけはメモしておきましょう。
余談で、【問2】のような問題は、英検のリスニング問題でも出題されますが、
実際にそうでしたね。女性はこれからする行動の見通しを、自分自身からではなく、男性の発話から立てました。
そして第6問で、
【問1】問題文のタイトル
/ 各選択肢は先に見て聴解(各選択肢が句だから)
【問2】内容一致
/ 各選択肢は先に見て聴解
この問題では、【問2】の選択肢を十二分に吟味しましょう。
④なんかは正答とは考えられませんが、そう疑う程度にしておきます。
あくまで、問題文からそう聞こえてきたら正解ですからね。
【問1】では①と③で迷いそうですね。
問題文前半で 돈부리(はじめは何のことが分かりませんでした😅)と、덮밥について述べられているからです。
それでも、後半ではそれが姿を消し、日本人のどんぶり食事法が紹介されます。
この問題文は、日本人が素材・料理の味一つ一つを楽しむ傾向にあることからの話ですね。
それに関連して、講師が知る限り、日本人はいわゆる 나눠먹기を嫌います。
例えば鍋でも自分が食べる分だけ取り分ける、あの画は韓国人にどう映っているでしょうね。
問題文を前回と比べると平易です。
それは語句的・内容的というより文構造的にです。
台本を比べて見てみてください。
では最後に、第7問の日訳問題です。
普段の対策学習では、リスニングでもあくまで‘自分の手で’訳しましょう。
このマーク式解答が、試験運営上止むなく執られているものです。
受験者が少なく、試験運営規模も現在ほどではなかった昔は、
記述式日訳問題と、さらに書き取り問題(部分書き取り,全文書き取り)があったからです。
余談で、講師が初受験した第15回(1999年春季)では、試験会場が8ヶ所(札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・福岡)で、その前回の受験者数が約2,100名ですからね。
各問のポイントとなる部分をざっと確認していくと、
1)역정을 내다
2)파김치가 되다
3)ㄹ 성 싶다
4)~다 뿐이다[反語表現]
前回より問い質す箇所がガクンと減りました。
3級と準2級で翻訳問題が無くなった理由が、この問題からも窺い知れます。
파김치가 되다 は超常連さんですね。
講師が受験していた時代から、何度も問題で見たり聞いたりしています。
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