ハングル能力検定協会より、問題文を載せるなとクレームがきたので、その部分を削除しました。


続いて第6問の会話文問題です。

 

1)では、Aが 윤 과장[尹 課長] の所在を訊き、再度電話をかけるべき時間を引き続き訊いているので、①④ではなく、少しの間席を外しているんでしょうね。

 

ちなみに、所在を電話で訊く会話文は、ここ近年だけでも、第47回,49回,50回と、語句を多少変えながら出ています。

 

TOPIK(一部の回)やTOEICのように、既出が未公開なら、再度出題しても構わないと思いますが、

過去問を公開しているハン検が、既出をそのまんま出すとなると、過去問を買って覚えればいいという、これまた丸暗記を煽る、不健康な学習に繋がることを、講師は正直危惧し、協会にこうする意図について質問状を出しました。

 

協会の見解はこうだそうです。ご参照ください。

 

http://nwoma.livedoor.blog/archives/15135615.html

 

http://nwoma.livedoor.blog/archives/15251352.html

 

http://nwoma.livedoor.blog/archives/15370703.html


2)は平易で、언제 に答える問題です。

最悪、Aの発話 입학시험 を知らなくても(前回も同じ会話文問題にありはいます)、언제 なので時間に関する語句を探すという観察眼が必要です。


そして3)も、どこかで見た覚えがあり探してみましたが、見つかりませんでした…

B2つめにある慣用句 엊그제 같다 の知識を訊いています。


4)でも慣用句の知識が問われています。

ちなみに、このような文句をいう(いいたい)時はタイミングにこだわりたいですね。

相手の心が開いていないと、残酷なくらい全く響かなくてキツいですが。


筆記での会話文問題は、実のところもう行き詰っている感があり、その観点からか、TOPIKではある意味先んじて、읽기 で会話文問題を止めてずいぶん経ちます。

会話文理解は、リスニングで十分問うているからですね。

 

講師個人の考えとして、ひと昔前に比べれば、韓国語会話を手軽にできるようになった今、会話文は聞き取り問題だけでいいと、随分前から思っていますが、筆記試験での会話文問題を出題し続ける意図も、協会はご説明くださいました。


http://nwoma.livedoor.blog/archives/15527253.html

 

http://nwoma.livedoor.blog/archives/15681429.html

 

 

続いて、第7問の漢字音問題です。


最近は日本語と韓国語の漢字音にある対応関係が扱われたりしますね。

例外が多く存在し、まだ完全に体系化されてはいませんが、一応便利なので有効利用しましょう。 

それを駆使すれば、最近テキストやラジオ講座でも紹介される例(一部例外あり)の、


日本漢字音「い」「う」= 朝鮮漢字音 ㅇ

 

日本漢字音「ん」= 朝鮮漢字音 ㄴ,ㅁ

 

をはじめ、未知の漢字語も読み取れたりするし、この漢字がなぜ韓国語で(朝鮮漢字音で)こうなるかも分かるので、より実感できて覚えられます。

今回の出題なら、3)をこの法則ですぐ④を消せますしね。


余談で、ある方が、

 

「韓国人が漢字をそんなに使わないんだから、いちいち漢字まで見なくていいじゃないか!」

 

と半ギレ気味におっしゃいました。皆さまはどうお考えですか。


それでは、大問が3つある文章問題です。

はじめに、問題文を読む前に問いを読むという作業をしつつ、今回は、文脈を問う穴埋めと内容一致がメインです。

 

通常は、はじめに問いを確認し、選択肢は見ずに問題文を読み始めるのが定石ですが、内容一致問題は、先に選択肢を見て問題文を読みましょう。

これから読む問題文のおおよその内容と、何について読んでいけばいいかが分かるからです。

 

そして、各選択肢でチェックする箇所も決まっているので、それに合わせて印でも付けておいてから、問題文を読み始めます。



文章問題はじめの第8問では、【問1】で文脈を問うていますね。

금,은 に 돈 を続けているので累加関係です。


因果(後文は 기 때문이다 がで結ばれるのが典型)×

 

因果×

 

因果(後文時制が現在,未来)×

 

③は日本語「もちろん」も同じで、累加できますもんね。



続く第9問・会話文は、【問2】の内容一致問題で、選択肢の作り方が聞き取り問題と同じです。

発話それぞれと該当選択肢を対照しながら取捨しましょう。

全部読んでから選択肢を見ると、ほぼ間違いなく2度読みしてしまいます。

 

A2つめ → ①×

 

B3つめ → ④×

 

B4つめ → ②○

 

③は該当無しで、ハン検なので、語句の言い換えは事細かに設けられていますが、この、


〔問いと選択肢を利用しながら読解/聴解する〕


のは、客観式出題を執る試験では必須ですね。


そして、第10問の文章問題です。

 

第8問【問1】に続き、文脈を問う【問1】の穴埋め問題を見ます。
各選択肢の接続表現が結ぶ文脈を先の問いのように問い質しておきましょう。

 

反対×

 

反対(後文に 느/는 것이/은 아니다 がよくくる)×

 

累加(前後文が同じ文型,内容になるのが原則×


不正答根拠がはっきりしているので、その分解きやすいです。


そして【問2】内容一致でも、訊いてくる箇所が決まっていると思い出し、問題文を読む前に、それらに印を付けておいて読解しましょう。


選択肢をよく見ると、②と④って内容的にほとんど同じなんですよね。

現時点での語彙力確認として、このことに気づけたかを確認しましょう。

似たものが2つあるなら、これらがすぐ消えます。

これが正答だと、それが2つあることになり、問題として成立しないからです。


前回と比べて、難化したものがあれば易化したものもあり、プラスマイナスで平均的です。

出題形式をTOPIKに追従することが定着した一方で、正答の出し方はハン検的です。



では、最後の翻訳問題です。

 

韓日訳の第11問 では、1)が第42回,47回でも出題されています。

 

あとの2)と3)はいかがでしょうか。

2)の慣用句を直訳からイメージできるようにもしておきましょう。

 

“「昨日今日のことではない」つまりは?”


ということですね。ここ最近の日を問わない,限定しないということです。

 

前回でも、앞뒤가 안 맞다 がこれにあたりますが、日本語ネイティブにとっては韓国語ならではの特典なので(中国語にも一部あります)、これからの慣用句理解に活用しましょう。



そして第12問・日韓訳で、1)は「若い」を否定しているのがポイントです。

否定とは<反対>の文脈なので、それを結ぶ① 는(은) を選びます。

 

続く2)で見えるポイントとして、これからの学習で、

 

〔副詞 + 語尾〕を自然な韓国語で訳す


ことができるようにしておきましょう。

ここでは幸い直訳でOKですが、実際はそれが利かない場合の方が多いです。


前回よりは‘飾り付け’が多い問題もあり取っつきにくいですが、難易度に大差はありません。

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