ハングル能力検定協会より、
問題文を載せないようにとクレームが入ったので、
その部分を削除しました。
続いて第4問です。
1)は文章形式で(問題用紙のメモ欄を見れば分かりますね)、
選択肢を頼りに、話者にとって「聞くこと」がどうなのか聞き取りましょう。
友人がしたこと、
①ごはん,②会いに来る,③テレビに出る,④テレビを見る
について、選択肢をこうチェックしておいて、問題文を聞きましょう。
こう準備しておけば、メモ欄が用意されていても、それは不要です。
選択肢が用意されているリスニング問題では、
別の言語なら例えば英検のように、選択肢は用意されていても、
問いも聞き取る問題を除き、メモなんかしなくてもいいんです。
解答は、찾아와서 を聞き取って②をマークしてくださいねという問題です。
続く2)も文章形式で、
②③が奇妙なので、まあ不正答だろうなと予測しておいていいですね。
あくまで‘予測’ですが、③なんて、車は普通乗る時点で窓が閉まっているだろうにと、
問題作成者は、あまり考えないでこれらを作ったのかもしれません。
あるいは、韓国語ネイティブの先生が作ったんでしょうか。
②がもし、
② 車に乗ったらドアを閉めます。
ならまだ分かりますけどね。
それでも、例えばオープンカーでさえドアは閉めますからねぇ…
それはそれで、受検する側にとっては、
問題文を聞く前から①か④の2択になるというオイしい問題なので、さくっと正解しましょう。
その後の3)も文章で、①④「病気」についてか、②③「運動」についてかを聞き取ります。
なるほど、ここでは 나았습니다 と 났습니다 を聞き分ける問題です。
講師にとっては、韓国語学習を始めた頃に聴講した、
浜之上幸教授のラジオ講座を思い出します。
そしてここからは、他級の聞き取り問題でもあるように、
男性は~~ → 男性の発話を注意して聞き、選択肢を取捨する
女性は~~ → 女性の発話を注意して聞き、選択肢を取捨する
(それぞれで、選択肢の内容を言ったか言わなかったか)
を、問題文が聞こえてくる前に見定めて、ピンポイントに聞けるよう準備しておくんですね。
4)では、特に女性の発話に注意して聞き取ります。
②③④の取捨に関わっているからです。
事前選択肢チェックを踏まえて、選択肢を取捨する順序は以下の通りです。
(男性1つめの発話 → ①が×)
女性の発話 → ②が○
男性の発話で①を消せなくてもいいです。
先のように、どのみち選択肢から、女性の発話で解答することが分かっているからです。
そして5)は先と逆に、男性の発話で解答しようと準備しておきます。
会話が3往復で、しかもメモ欄が長めに設けられているので、
長い発話を聞き取ると想像してしまいそうでも、焦らないでください。
②以外、男性の発話に注意すればいいわけですからね。
こうすることで、聞き取るべき量が単純に半減します。
男性1つめの発話 → ④が○
ここで④をマークするのは勇気が要るでしょうか。
自信が無ければ、2回目の朗読で確認するといいですね。
それに、この後は選択肢も聞き取る問題で、時間的余裕を作っておく必要が無いからです。
では最後の第5問です。
まず大切なのは、問題文が聞こえてくる前に、
1),2)の【質問】をきちんと読んでおくことですね。
今から聞く会話文の内容を、【質問】からある程度思い描いておきます。
1)男性がした事
2)男性が女性の話を聞いてすること
2問共、男性の発話に注意する必要がありそうです。
そう構えておいて、問題文と選択肢を聞き取りましょう。
1)で、男性がしたことは、みかんを買ったそうなので、
選択肢でそのまま聞こえてこないかもしれませんが、音を待ちます。
ふたを開けたら、ここは平易ですね。ぜひ正解しておきたいです。
続く2)では、男性が女性の発話を受けて行動を決めるとのことで、
考えられる男性の発話は次の通りです。
1}女性の発話を受ける指示語で始まる発話
2}女性の発話内容の反対動作を宣言する
これは、TOPIKⅡ・リスニング問題でのテクニックを応用したものです。
そして注意すべきは、女男両人の最後の発話です。
こう準備しておいて聞くと、ここでは1}ですね。
もし、男性発話中の指示語内容を忘れても、2回目を聞けばもう聞き逃しません。
聞くべきポイントをあらかじめ決めているからです。
そして3)が、ややキツい内容一致で、
ここは問題文,選択肢全てを聞き取り、多少のメモが必要です。
内容一致問題は、聞こえてくること全てが解答対象だからです。
ここでも、男性1つめから解答対象です(②が×)。
ただ、他級の解説でも確認している通り、
内容一致問題では、選択肢で正誤を出す所がほぼ決まっています。
これはTOPIKでもそうで、じゃあ、その正誤を出す所がどこかについてはご質問ください。
この解説をどれくらい見てくださっている方か、参考にいたします。
ということで、4級・聞き取り問題の解答が終わりました。
[入門→初級]という4級段階でありながら、結構な分量のリスニングが課せられています。
とはいえ、ここ数年で他言語リスニング環境が飛躍的に向上し、
例えば一日自宅にいる場合は、インターネットを中心に活用して、
一日中韓国語を見聞きすることもできます。
今、この解説を書いている時はKBSラジオをず~っと流していますし、
これは、韓国語に限らず、基本的にはそうですよね。
せめて韓国語にどっぷり浸れる時は、韓国語だけを見聞きするのもいいです。
講師はそうしていますしね。他言語学習でもです。
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