ハングル能力検定協会より、問題文を載せるなとクレームが入ったので、その部分を削除しました。

[4級・筆記試験の解説・講評]


―前回との比較―

 

<難易度>前回並み。

 

<問題語数>やや増。

 

<問題内容>形式は前回と変わらず。

 


여러분,안녕하십니까?

 

5級とこの4級の差について、受験された皆さまはどうお感じになっているでしょうか。

 

4級レベルに合わせた学習段階としては、ざっくり押さえれば、一般的な入門・初級向けテキストを1冊終わらせた程度で、講師オリジナルテキストでも、初級向け(「チンチャ韓国語会話」)全20課の第13課までです。

この4級から、連体形や基本的な接続表現といった、いわゆる‘飾り付け’ができるようになることが求められています。

 

はじめは難しく感じるかもしれませんが、

これらをまず使えるようになると、現時点で表現できる幅がグンと広がります!

 

 

第1問の音声問題で、4級の出題基準で出題された項目は、

鼻音化・激音化・口蓋音化・用言ㄴ,ㅁパッチムの濃音化


です。

前回は、

 

鼻音化・激音化・流音化・数詞末尾 ㄹ の後の濃音化

 

で、今回は珍しいモノが採り上げられました。

珍しいといっても、もちろん4級の出題基準で謳われているものです。

2)での激音化は、結構見過ごされがちです。実際に発音するとなるとなおさらです。

 

①のように発音してしまうんですね…

すると、韓国語ネイティブにとっては「切れそうです」「切ります」ではなくなります。

そして4)での発音ルール、用言ㄴ,ㅁパッチムの濃音化は久しぶりに出題されました。

気付かれましたか。

私達日本語ネイティブにとって、時に、なんで発音をわざわざこう変えるんだろうと思わせるルールがありますよね。


一方で、それぞれのルールには、そうなる確固たる理由があります。

理由自体は知らなくてもOKです。‘理由がきちんとある’と思っておけばいいです。

これは特に、理屈で生きている私達大人にとっては、このような語学の場合、私達がネイティブによく、


「元々こうなっているのでこのまま覚えましょう」

 

「私達はいつもこういうので、私に従って練習しなさい」


と言われて、なんか納得いかないまま学習をすすめていくことを避けるために有効です。

 


続いて、第2問・第3問の単語テストで、第2問は5級でも出題されている形式ですね。

正答/不正答の差が5級より小さいです。

多くはパッチムで、確かにこれらは、いざ書くとなるとなかなか正確にできないものです。

 

普段から書くことをされていますか。スマホから指が離れられないでいませんか。

これのせいで猫背になる人や、肩こり,頭痛の人が増えたというのもよく分かります。

誰かと一緒にいても、目線はスマホにくぎ付けだったり…

 

最近ある生徒さんが、単語の覚え方について、ネットでいろいろ検索してみたが、結局「音読すること」と出てくるとおっしゃっていました。

本当にそうですね。

 

例えば、ノートに書く時、書いている内容を声に出さず、ただ書いているだけなのは、表現を選ばなければ、時間の無駄です。

常に手と口を動かしましょう。


そういう点から考えると、例えば語学としての‘カフェ勉’も、自宅では家族のじゃまになるとか、

自宅に自分の居場所が無い等、一部の特殊事情を除いて、再考の余地ありですね。


やはり、音読できないのがキツいです。

カフェ勉は勉強会(스터디)で利用するといいと思います。

今回の出題で、講師的には第2問での2)コンビニに目が留まりました。

講師が知る限り、これの正確な綴りがなかなか書けません。

やはり先に確認した通り、発音しながら書く練習が不足しているからと思います。

 

正解はできましたね。

のみならず、いつでも正確な綴りを書けるようにしましょう。

 


続く第4問で、1)は(  14  )の前にある 선생님 とセットで押さえましょう。

韓国語は絶対敬語なので(日本語は相対敬語)、この組み合わせは固定されます。


そして3)にある各副詞は、他級の解説でも触れている通り、該当日訳だけでなく、修飾する用言そして本来持つ文法まで覚えましょう。

とはいえ、多くの場合は該当日訳にも通じるので楽ですね。

 


では第5問の語彙問題です。


1)は、(  17  )に入る語と共に、助数詞 번째 の知識も訊いています。

現時点では、会話でそうそう使わないかもしれませんが、もう覚えていらっしゃるでしょうか…

あとは2)で、ベタですが、単語の効率的な覚え方を提示してくれています。

対義語をペアで押さえるというやつですね(ここでは 맞다틀리다)。

 

②ではないので注意しましょう。

日本語でも「違う」と「間違う」を混同していると、これらも一緒くたになってしまいます。

 


続く第6問の言い換え問題で、1)では解答云々もさることながら(노래 に合う動詞を選びます)、これからの実用韓国語のために、


[하다 が他の動詞の代わりをする]


を一応確認しておきましょう。

日本語「する」にも通じることですけどね。国語辞典には、きちんとそう説明されています。


2)はなるほどなという出題です。

席が「空いている」ということは、つまり「ある」ということで。

 

空席の有無についても、ぜひ話せるようにしておきましょう。

返答(尋ねた韓国人の返答)がある程度限られるので、安心して訊いてみましょう。

 


では第7問の活用問題で、不規則活用の知識を確認をする問題です。

問題数から、4級での不規則活用全てが採用されています。

 

ということは、これらがこれから毎回全て出てくると予想できるので、テキストできちんと学び、ここで5点を獲っておきましょう。

 

ちなみに 르不規則について、今のうちに으不規則と区別できるようにしましょう。

따르다 치르다 などは으不規則です。

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