ハングル能力検定協会より、問題文を載せるなとクレームがきたので、
その部分を削除しました。


では、第3問の応答文問題です。


応答文とはいわゆる‘問答’ですから(全てそうとは限りませんが)、

事前の選択肢チェックをバッチリやっておき、疑問詞に注意しながら聞き取ります。
そう準備しておくだけでも正解率が変わってきます。

そして、将来会話ができるようになるためにも、

筆記問題よりこれの方をバッチリ解答できるようにしたいですね。

たとえたった1往復の会話で、返答は文字で示されていてもです。

 

筆記試験での会話文問題は読解の要素が強く、実のところ形骸化している例が多いです。

他の試験では例えば、英検,中検,仏検にはありません(長文問題範疇の会話文は除きます)。

講師が知る限り、会話文の把握はリスニング問題で試されます。

 

その点を協会に質問したらこのような回答が帰ってきました
ご参照ください。

とにかく、これからの3級,準2級でもそうで、

会話文問題は聞き取り試験でより理解できるようにしていきましょう。

筆記試験で仮に出来が悪くても、そんなに気になさらないでください。

筆記での会話文はあくまで‘読解’で、実際の会話とはややかけ離れていたりするからです。

 

TOPIKの読解問題で会話文が無くなったのは、その辺りを鑑みてのことかもしれません。

対日本語ネイティブに限らず、韓国語ノンネイティブ全員にとって、

韓国語の語尾表現理解が必要であるはずにもかかわらずです。

まず1)で、発話内容もさることながら、末尾をきちんと聞き取りましょう。

 

相手の心積もりを訊いているので、それに合わせて答えましょうというものです。

問いかけ文で多少聞き取れなかったり、聞いても分からない語句があっても、

何らかの‘心積もり’があるかどうかに答えるものが正解だなと解釈して、

選択肢を取捨すると、自然と③だけが残ります。

そして3)は 언제[時]で未来時制の文、

4)では 어느 쪽[方向・場所]で、同じく未来時制の選択肢文を選びます。

最後5)は 어떻다 に答える選択肢を選ぶもので、

これもつまり、어떻다 に答えられる語句の品詞を知っておきましょう。

文・発話の内容ではなく、です。

こういう解釈の仕方は、ハン検やTOPIKなら上の級で、

そして実用では、より複雑な内容の会話をしている時に有効です。


続いて第4問です。

1)は文章形式で(問題用紙のメモ欄を見れば分かりますね)、

選択肢を頼りに、話者にとって「聞くこと」がどうなのか聞き取りましょう。

理想は、メモをせずに選択肢を見ながら聴解します。

これは、各選択肢が日本語なので十分可能です。

すると、こう解けます。

第1文  →  ②×

第2文  →  ①〇

特に、リスニングにまだ自信が無い方は練習しておきましょう。

自信のある方は、ぜひ1回目の朗読で解答したいです。

この4級で80点以上取れる方なら、十分可能でしょう。

いわゆる‘使える韓国語’により近づいていらっしゃいます。

続く2)も文章形式で、同じように選択肢を見ながら聴解しましょう。

第2文  →  ③〇

不正答を消さなくてもいい分、解答が楽ですね。

続く3)の 잘못 넣었습니다 について、
日本語では普通「入れ間違えました」というはずです。
語順が変わるので注意しましょう。
「~し間違える」を副詞 잘못 で表します。

あとの4),5)の会話文でも、選択肢を利用して聞き取ります。

そしてここからは、他級の聞き取り問題でもあるように、

男性は~~  →  男性の発話を注意して聞き、選択肢を取捨する

女性は~~  →  女性の発話を注意して聞き、選択肢を取捨する

(それぞれで、選択肢の内容を言ったか言わなかったか)

を、問題文が聞こえてくる前に見定めて、ピンポイントに聞けるよう準備しておくんですね。

事前選択肢チェックを踏まえて、選択肢を取捨する順序は以下の通りです。

4)女性の発話  →  ③×
 
 男性の発話  →  ①○

①で問題文と選択肢を微妙に言い換えていますね。

 

한 번밖에 못 갔아요「一度しか‘行っていない’」と解釈されることに注意しましょう。

「一度しか‘行けなかった’」でもOKな中、中上級の方は、こうも訳せるんです。

より詳しくは、こちらの記事をご覧ください

5)男性の1つめ発話  →  ④〇

実際には、女性1つ目の発話で①を×とすることはできますね。

リスニング力に余裕があればそうしましょう。


では最後の第5問です。

まず大切なのは、問題文が聞こえてくる前に、

1),2)の【質問】をきちんと読んでおくことですね。

今から聞く会話文の内容を、【質問】からある程度思い描いておきます。

1)女性が行った場所

2)男性がこの後する行動(ハン検2級やTOPIKⅡでも出題されます)

1)のような問題で、女性はそのまま「~へ行きました」といわないものです。

やはり試験問題なので、何らかの形で言い換えてきます。

もちろん、単純明快にそう聞こえてくれば、それはそれでラッキーですよね。

 

で、聞いてみるとやはり、場所ではなく[移動目的]で言っています。

연극을 보다 ができる場所を選びます。

続く2)では、先のハン検2級やTOPIKⅡでも定番の解法(テクニック)として、

男性がこの会話の後に何かをするならば、しかもそれを音だけで知らせるなら、

具体的に音でどう表されるかを考えればOKです。

選択肢も聞き取る必要があるので緊張しますが、

それなら、1回目の朗読では、男性の発話に注意して聞きましょう。

女性の発話はそれこそ無視して構いません。

女男の発話順が問題文に示されているので、それも利用しましょう。

 

そして、1回目で正答根拠がつかめなかったときにはじめて、女性の発話も聴解しましょう。

2回聞かせてくれることを大いに活用したいですね。

そして3)が、解答が面倒くさい内容一致で、

ここは問題文,選択肢全てを聞き取り、多少のメモが必要です。

内容一致問題は、聞こえてくること全てが解答対象だからです。

 

会話はインタビュー形式で、前回と同様男性の方に、より多くの情報が含まれています。

◎休みに地元へ帰る

◎金曜日に発って2日間の滞在予定

금요일 というのがクセモノですね。

数字のように、どうせここの正誤を訊いてきます。

この先の聞き取り試験のためにも、試験当日これに注意したかを振り返りましょう。


ということで、4級・聞き取り問題の解答が終わりました。

[入門→初級]という4級段階でありながら、結構な分量のリスニングが課せられています。

とはいえ、ここ数年で他言語リスニング環境が飛躍的に向上し、

条件が整えば、インターネットを中心に活用して、

日本にいながら、一日中韓国語(世界の言語)を見聞きすることもできます。

 

せめて韓国語にどっぷり浸れる時は、韓国語だけを見て聞くのもいいです。

‘ガチな人’はそれくらいやっています。

インターネットが実現させてくれた、現代的語学環境作りです。

10代~20代の、いわゆる「デジタルネイティブ(디지털 네이티브/Digital Native)」の方には、

当たり前のことですけどね。

今こうやって普通に学べる幸せをかみしめながら、今回の解説を結びます。

おつかれさまでございました。

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