ハングル能力検定協会より、問題文を載せるなとクレームがきたので、
その部分を削除しました。
それでは第6問の入れ換え問題です。
1)がサービス問題ですね。
当校もそうで、講師が知る限り、通常これらを同時に学びます。
2)もサービス問題で、これも同時に学ぶのが通例です。
ただし、よくある誤用例の 식사를 먹다には注意しましょう。
ちなみに、これが誤用である理由を説明できたら素晴らしいです。
それでは第7問・用言活用問題で、ここも前回以前と変わっていません。
1)3)の 해요体問題は、逆に基本形をすぐ答えられるようにしておきましょう。
あまりやらないであろう、[活用形 → 基本形]の言い換え/書き換えもいい練習になりますよ。
そして2)でも、恒例の「splonの法則」です。
ほぼ毎回出題されていますが、
今回は‘ㄹ語幹御三家(알다,살다,만들다)’以外の 길다 が出題されました。
ところで、用言活用ということで 합니다体について、
世に出回っている入門用教材では、用言活用をほぼ 합니다体から学び、
多少の前後はあっても、ほとんどの方々が、
<합니다体> → <해요体> → <尊敬形>
の順に学ばれたと思います。
学習経験が十分おありの方が、ずっと합니다体でお話しされる例も結構あります。
ですが、理想は 해요体から学びたいです。
それは、日常会話で主に使われるのが 해요体だからです。
합니다体が、해요体より丁寧で公的あってもですね。
講師は、この学習順序に対して、ずっと疑問を持っていました。
その理想を自らの手で実現させるために、講師はあえてオリジナルテキストを作り、
入門用全20課の中で、입니다/까?,이/가 아닙니다/까? を第1課で同時に学ぶ形で、
<해요体>4課 → <尊敬形>6課 → <합니다体>16課
という順番で学び、합니다体をかなり後回しにしています。
他の例で、2019年度のTVハングル講座では、
今回試験までの時点で 합니다体を扱っていません。
さらに、입니다/까?,이/가 아닙니다/까? すら扱わず、
예요/이에요,아니에요 だけを採り上げて、
しかも 아니에요 では、通常前にくる助詞も省略するという、
先進的な学習順序を、ご担当の阪堂千津子先生は提示されています。
テレビ講座上の制約や、基本コンセプト(おそらく、やり取りより意思表示を重視)の違いが、
あれこれあるであろう中で、その先見性と、綿密に配置された学習順序には驚かされますが、
합니다体を先に学ぶことが多い理由は、活用が 해요体より簡単だからですね。
一方で、複雑そうに見える 해요体の活用は、実のところ[文字・発音編]の復習だったりします。
これらを『母音調和』といい、日本語にも擬態語で「からから」「ころころ」などにあります。
ややこしい話に聞こえても、私達の足元を問い質せば、同じようなものがあるんですね。
あとは慣れです。
합니다体を先に扱っている市販のテキストを使って学ぶ場合も、
講師は一応そのテキストを尊重していますが、
『합니다体より 해요体を』
は、講師的に声を大にして言いたいですね。
では、第8問の助詞問題です。
韓国語は欧米諸語や中国語などのように前置詞(介詞)ではなく、
日本語と同じ助詞を使うことだけでも、日韓両語の各助詞には多少の差異がありはしますが、
日本語ネイティブは、事実上韓国語文法を学んでいないといえる大きな理由です。
差異はあっても、気楽に身に付けていきましょう!
2)では、( 28 )に入るもの以上に、작년 を知っているかを訊かれています。
過去の時を指すので、過去形を入れるんですね。
次の3)も大丈夫ですね。
①③④だと、Bが人間でなくなります(汗)
そして第9問の挨拶言葉問題で、2)の正答表現をさっと使えるようにしましょう。
ちょっと待ってもらうなんて場面はたくさんあり、
もう無意識的にこれを言えたら素晴らしいですね。
では、第10問・会話文問題です。
どれも、これまで普通に学んで来られたら正解できる問題ですが、
あえて問い質すと、1)ではBが 재미있어요 で答えている、この条件に合わせて答えます。
①~③には疑問詞があり、さっき第5問で確認したことを思い出しましょう。
① 어디 ― 名詞・場所
② 어떻다 ― 用言・完全な文
③ 얼마 ― 数詞・物の値段
文法的にも②が合いますね。
2)では、講師の入門用オリジナルテキストで的中し、
3)も一応文脈から問い質しておきましょう。
因果関係で、客観的には、病院に行く[理由]とすることができる文句が正解です。
では、最後の会話文/文章問題です。
問題文を読む前に、第11問【問2】第12問【問2】の選択肢をチェックしておきます。
それぞれ、選択肢を日本語で書いてくれていて、
問題文を読む前に、おおよその内容を‘日本語で’想像できますからね。
この作業一つで、解答時間は半分以下になります。
さらに、第12問【問1】では恒例の、指示語が指している内容を選ぶ問題があります。
問題文を読み始める前に、指示語(거거)の位置を確認し、
そこに至るまでに出てきたことは、選択肢中のどれかと探すんですね。
で、第11問【問2】第12問【問2】の選択肢チェックで、
聞き取り問題の解説でも触れられた通り、内容一致問題では正誤を設ける箇所が決まっています。
それらをチェックしておけば、解答時間がさらに減ります。
じゃあ、それが具体的にどこかについては、当校にご質問ください。
余談で、講師は最近、この内容一致問題の解法を、
自分でいうのもなんですが、あらためて相当研究しました。
講師が、TOPIKを毎回受験することにしたのもあります。
そして第12問の【問1】で、거거 の直前を見ましょう。
거거 は場所の名詞を訊く疑問詞で、名詞が2つあり、
場所を表すのは 시장 で、選択肢では、日訳することで語彙力を訊かれてはいます。
ここまでの学習で、もし 시장 に触れたことが無かったなら、
単に運が無かっただけなので、お気になさらないでください。
これを機に覚えておきましょう。
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